これは大谷翔平の常識を超えたプレーに魅了され、改めて野球を学びなおそうと決意した男の勉強記録である。
ここに書くことは、野球についての初級講座という位置づけと考えています。
なぜなら、楽しむためには基礎が必要だと思うからです。
また、大谷翔平選手をきっかけに野球を知りたいと思った方、基本的なルールを知りたいという方もいると思います。
自分だけではなく、そんな方々に向けたものとしても参考になればと考えています。
さて、今回で第6回目の勉強会。
今回は【(申告)敬遠、牽制球と盗塁】について、かじってみたいと思います。
この記事では物足りないという方は、諸先輩方がネット上にたくさん書いてくれていますので、そちらを参照してもらえればと思います。
それでは、参りましょう!!!
敬遠と申告敬遠
「敬遠」とは、意図的に打者とは勝負せずにストライクゾーンから大きく離れたところにボールを投げて、四球(フォアボール)にすることを言います。
バッターが立っているバッターボックスとは反対のバッターボックスの端まで大きく外します。
ランナーが一塁にいる場合は、それに伴って二塁へと進塁することができます(通常ランナーが一塁にいる場合には敬遠と言う策はあまり選びません)。
攻撃する側としては、強打者の打撃を避けられてしまうことやランナーが詰まるので併殺打(一度にふたつ以上のアウトをとられる)のリスクがマイナスとなりますが、ランナーが溜まり更なる得点のチャンスが得られることにもなります。
一方、守る側はその反対の状況になるので、賢明な判断が求められます。その打者と次の打者の調子や相性、様々な状況を考慮して、監督が判断します。
それではもうひとつ。
数年前から耳にするようになりました「申告敬遠」です。
これは守備側が「敬遠をします」と申告し、フォアボールにするものです。つまり、以前のように4回ボールを投げる必要がなくなりました。
では、なぜこのようなルールが生まれたのでしょうか、調べてみました。
申告敬遠は野球よりも先にソフトボールの国際ルールとして導入されており、日本では2013年のルール改正により導入されたそうなんです。そこが申告敬遠の始まりなんですね!
そしてその後、2017年にMLB(メジャーリーグ)で試合時間短縮を目的に、申告敬遠の制度が採用されるに至ったのです。
試合時間短縮については、ピッチクロックの導入目的と同じだったということですね。
↓↓↓ピッチクロック編は以下をご覧ください↓↓↓
日本ではその翌年、2018年にプロ野球、大学野球、社会人野球において採用され、2020年より高校野球でも投球数制限と同時に採用されることとなりました。
この制度については日米のタイミングに大きな差はなかったということですね。
そしてもう一点わたしが気になっていたのは、球数はカウントされるのかということ。
これについては、投手の投球数は加算されないということでした。
ただし、申告する前にその打者に投球していた場合、その投球数は加算されるようですね。
わたしが子供の頃、巨人対阪神戦で新庄剛志選手が敬遠ボールを打ち返したシーンをナイター中継で目の当たりにしました。
あのような敬遠時の珍プレーはもう見られないということだなって思ったけど、この制度の変遷もまた野球の歴史をみているんだなって受け止めることにしました。
牽制球と盗塁
「牽制球」とは、塁上にランナーがいる状況で、ピッチャーがランナーのいる塁に送球し、アウトにしたり盗塁がやりづらい状態にしたりすることを目的に行います。
牽制は、基本的には投手がプレート(投球板)を外して送球しますが、牽制にも送球のルールがあり、これを誤ると走者は自動的に次の塁に進むことができます。
投手がこの牽制で違反することを「ボーク」といいます。
この牽制球を効果的に行い、打者に対し投げるときも素早く投げる(クイック)ことで、走者はグンと盗塁がやりづらくなります。
ちなみに、この牽制球は何度でも行うことができます。
しかし、メジャーリーグではこの「牽制球」について、2023年に新たにルールが設けられました。
それは、「一打席に牽制は2回まで」というものです。
なんでそんなことにしたのか!?(゚Д゚;)
それは、この勉強会でも何度もでてきましたが、「試合の時間短縮」を目的としているんですね。
これまでに勉強した「ピッチクロック」や「申告敬遠」などと同じ目的で、これらと同じタイミングで導入されたとのことです。
メジャーリーグの徹底さはすごいですよね!
中途半端にはせず、やるときはとことんやるって感じがいいと思います。
しかし、これが試合に与える影響は、「ピッチクロック」同様少なからずあります。
足の速いランナーに対し、何度も牽制することは通常よくあることですが、2回牽制してしまったあと、ランナーめっちゃ走りやすくなりますよね。だってもう牽制こないんですから。
なので、盗塁の価値が下がったという声がでるのも当然ではないかと思います。
ただし、じゃあ2回以上の牽制をすることって、これまでどれくらいあったんだろうということにも目を向ける必要があるのではないか。
日本のプロ野球では「牽制の頻度」を調べているページは見つけられましたが、投手によって差があるという結果でした。
これまで牽制が多かった投手には、何かしらの影響が起きている可能性はあるかもしれないですね。
それでも、過去の成績との比較ではどちらがどうという議論は出てしまうでしょうが、いまプレーをしている選手たちは同じルールのもとで行っているわけですから、今の選手が現行のルールでどのような結果を出しているのか、そこにフォーカスして楽しめたらいいなと思います(^^)/
ドジャースの優勝パレード、盛り上がってましたね!
2024年のワールドシリーズ、ロサンゼルス・ドジャースが優勝を決め、ロサンゼルスへの凱旋パレードを行いました。
沿道にはおよそ25万人のファンが祝福にかけつけており、みんな野球が、ドジャースが心から好きでお祭り騒ぎをしていましたね。
素敵だなぁって思いました。
ドジャースタジアムでの優勝報告会では、大谷選手が英語でのメッセージを伝えており、「英語しゃべれるやん」って思っちゃいましたけど、普段は通訳さんがいることで、伝えたいことを正確に伝えられているんだろうなとも思いました。
これからは、選手たちはちょっと休息をして来季にむけての準備にうつるのでしょう。
しかし、選手の契約はまさしくこれから話がどんどん進んでいきます!
テオスカー残ってほしい!(笑)
他の選手たちも残ってほしいと思うけど、誰かがいなくなって新しい誰かが入るのは間違いないことでしょう。
ドジャースの編成部に大いに期待したいと思います♪
そして今日11月3日、ドジャースのチームリーダー的存在であり、大谷翔平選手がホームランを打った時にデコピンポーズをみせてくれたミゲル・ロハス選手が契約延長しました。ともに戦った有志が残ってくれたのはとても嬉しいですね♪
【MLB】ドジャースがロハスのオプションを行使 35歳のベテラン遊撃手 来季の年俸は500万ドル(MLB.jp) – Yahoo!ニュース
来期にむかって勉強会もちょっとずつ進んでいきます。
それでは、また次の勉強会で(>_<)
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