これは大谷翔平に魅了され、野球を改めて楽しむようになった男の勉強記録である。
社会人になってからは小中高と続けていた野球から離れ、野球中継すら観ることがなくなっていた。
そんな私を再び野球へと引き戻したのが大谷翔平選手だ!
こんなに魅力的なスタープレイヤーはこれまでにいただろうか。
私と同様、大谷選手をきっかけに野球に興味をもった人は少なからずいると思います。
でも、いまいちルールがわからない、もっと知りたい、という人もいらっしゃると思います。
そこで、勝手に勉強会と称して、ブログに野球のことを書き連ね始めました。
もっと野球を、大谷翔平選手を味わいたいという方。
一緒に学んでいきましょう!
今回はVol.3
【ピッチクロック】について学んでみたいと思います。
ピッチクロックとは何だ?
ピッチクロック(pitch clock)は、メジャーリーグベースボール、マイナーリーグベースボール等で採用されている野球のルールで、投手が打者に投球するまでに使える時間を制限する仕組みである。試合時間の短縮(ペース・オブ・プレイ(英語版)の改善)を目的としている。
引用元:Wikipedia
これはつまり、「試合時間が長いから投球の間隔に制限時間を設けるよ」というルールなんですね。
野球は北米4大スポーツ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー)の中で唯一時間制限がない競技だが、平均試合時間が3時間を超えている。
たしかに、長すぎるのは観るのもつらくなるというのはわかります。
これがファン離れの原因になってしまうようであれば、テンポアップをするというのは合理的な判断でしょう。
これって、日本ではどうなの?
私が子供の頃、「なっがいなぁ」と思っていたのは間違いなく記憶にあります。
親父がナイターずっと観てるから、次の番組も始まんないんですよね(笑)
でも、日本でも「いずれは」というところまできており、プロ野球でもイースタン・リーグやウエスタン・リーグ(2軍戦)で試験的に導入をしているほか、国際大会での導入もあり得るということから、日本球界の中でも話題となっているということのようだ。
ピッチクロックのルール
このピッチクロックは、メジャーリーグで2023年から導入されました。
その際、発表されたルールの内容は以下の通り。
- 投手は、ボールを受け取ってから、走者がいない場合は15秒、走者がいる場合は18秒以内に投球動作に入らなければならない。これに違反すると自動的に1ボールが追加される。
- 打者は、制限時間の8秒前までに打席に入り、打つ準備を完了しなければならない。これに違反した場合、自動的に1ストライクが追加される。
- 走者がいるとき、投手が投手板を外した場合、制限時間はリセットされる。
投手と打者、いずれにもペナルティがあるという点ではどちらが不利というのはないかなと思います。
ちなみに、ツーストライクと追い込まれた状況で打者が違反をしてしまうと、三振の判定となるということです。
これは嫌ですね(笑)
しかし、2023年のオープン戦で面白い試合をみつけました。
ブレーブス対レッドソックスで、最終回同点でツーアウト満塁の場面でした。
ブレーブスのコンリー選手がツーストライクと追い込まれた状況でピッチクロック違反をしてしまいました。
これにより三振の扱いとなり、また、オープン戦ということもあり延長もないため、そこで試合終了となる珍事となったのです。
まだ始まったばかりの新ルール、これから調整がまったくないということもないのだろうと感じますね。
ピッチクロックの効果
ピッチクロックの目的、それは試合時間の短縮(テンポアップ)でしたね。
では実際にどれほどの効果が得られたのか!
2024年10月19日の「週刊ベースボール」には一部省略しますが、以下のように説明されていました。
時間短縮については
2022年からは28分、2023年からは4分と、2年連続での短縮に成功したとのことだ。
2024年のシーズンは9イニング終了までの時間は、2時間36分前後で安定しており、【短縮】という目的は結果を残した形となった。
そしてもうひとつ、この記事の中で私が気になったことがある。
このピッチクロックによる違反はどれほどあるのかということだ。
投手と打者の合計の違反は、2023年では1,048回であったのに対し、2024年には602回まで減少。
そのうち、投手の違反が465回、打者の違反は133回、捕手(キャッチャー)の違反は4回という内訳だ。
選手がこの仕組みの中でプレーすることができており、より基本ルールとしてピッチクロックが浸透していっているのだなとわかった。
ピッチクロックでより親しみやすく
いまメジャーリーグには魅力的なスーパースターがいる。
魅力的な選手がいると注目度があがるというのは、当然のように思う。
なので、この時間短縮のみがというわけではないだろうが、視聴率がおよそ10%増加したということに、このピッチクロックも一役かっていることは間違いないだろう。
私も観戦していて、以前よりテンポの速さは実感しており、「見やすくなった」と感じる。
実際のところどうなのかという疑問はあるが、このルールによる弊害も出てきているらしい。
ただ、メジャーリーグが少しでも私達が楽しめるように工夫をしてくれたとしたら、それは素晴らしいことだと思います。
ルール変更も野球の歴史のひとつ!
ファンである私達も、それを楽しみながら応援していきましょう(^^)
それではまた、次の勉強会で♪
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