いま、大谷翔平選手への注目は凄まじいものになっている。
ニュースなどのメディアで彼を見ない日は本当にない。
みんなが夢中になっているのだが、もちろん、私自身も夢中になっている一人だ!
私の場合は、もともと小中高と野球をやっていたので、興味が湧きやすいというのはあると思っていたけれど、ここ十数年のあいだ野球を観ることから離れていただけに、ここまで惹き込まれるとは思っていなかった。
野球、やっぱり楽しいですね^_^
しかし、しばらくプレイすることや観ることからも離れていたので、試合の実況や解説で聞き慣れない野球用語というのがでてくる。
昔はなかったであろうルールとか呼び名ですね。
そこで思いました。
ひとつひとつ、もう一度野球について調べてみようと。
ということで、今回は勉強の第一回目。
【球種】について、記憶をたどりながら書き留めていきたいと思います。
直球(ストレート系)
ストレート=まっすぐ
メジャーリーグでも剛腕投手達が打ってみろと言わんばかりに投げ込む速い球のことですね。
そのストレート系の中でも最近耳にするのが、「ツーシーム」と「フォーシーム」。
「シーム」というのはボールの縫い目のことで、「ツーシーム」は人差し指と中指を2本並んでいる縫い目にかけて投げるボールです。
この「ツーシーム」の特徴は、ピッチャーの利き腕からみて外側に少しだけ動くので、バットの芯から外れさせることで、詰まらせることができます。
右バッターの内側に食い込んでくる感じです。
詰まると打球が飛びませんので、打ち取れる可能性が高まります。
この呼び名って、昔からあったのかな??
私が球児だった約20年前には聞かなかったような気がする。
メジャーの試合では特に耳にするボールですね。
それからもうひとつが、「フォーシーム」です。
これはまっすぐな軌道でズバッとミットに吸い込まれる美しいストレートです。
フォーシーム=4つの縫い目というのは、ボールが一回転する間に、縫い目が4回見えることからその名がついたようです。
ツーシームとは90℃握る場所が変わるので、ストレート系とはいえ、もはや別球種のような感じもしますね。
左に曲がる系
この球種は、右ピッチャーの場合は右から左へ、左ピッチャーの場合は左から右へ変化するボールです。以下が球種一覧。
- スライダー
- スイーパー
- カットボール
- カーブ
- スローカーブ
スライダー、スイーパー、カットボールは球速が140キロから150キロくらいと速いボールなのに対し、カーブは120キロから130キロくらいの遅いボールになります。
ボールが曲がる、というだけでもバッターは当て辛いのですが、遅いカーブボールというのもタイミングを外すという意味ではとても打ちづらいです。
160キロのストレートに130キロのカーブ。この30キロの速度差というのは、プロの選手でも対応するのがとても難しいので、空振りをしているシーンを見たら、
「これはタイミングをずらされているのか!」と思いましょう(笑)
そしてこの中で、聞き慣れない球種があります。
「スイーパー」です。
これは大谷翔平選手も投じている球種ですが、曲がり幅の大きいスライダー、といった感じでしょうか。
ちなみに定義を調べると、「約30〜38センチの曲がり幅がある」ということになっているようです。
通常のスライダーは20〜30センチ程ですから、バッターは当てるのがとても難しい球種といえるでしょう。
ちなみにちなみに、大谷翔平選手はおよそ44センチの曲がり幅をもっており、これはホームベースの幅を超えているそうです(笑)
さすが規格外の男!
来シーズンは投手での登場があるでしょうから、ひとつ注目していきましょう。
下に落ちる系
- フォーク
- SFF
- パーム
- ナックル
下に落ちる系のボールというのは、メジャーリーグでは打たれにくいというのをいつか耳にしたことがあります。
この落ちる系の球種の中で、特に多いのがSFF。
正式には
「スプリットフィンガーファストボール」
といいます。
この球種の特徴は、ストレートと同じ軌道、同じような速さでバッターに向かっていくのですが、手元で沈みます。
ストレートだと思って振ったら当たらないので、三振を取る球種として多くのピッチャーが持ち球としています。
大谷翔平選手も持ち球として投じており、スイーパーとともに武器として活用しています。
そのつぎは「フォークボール」
人差し指と中指でボールを挟み手首をきかせて投げる球種ですが、これもよく聞く変化球のひとつですね!
一昔前だと、元横浜ベイスターズの守護神、佐々木主浩投手がその切れ味で三振の山を築いていたのは、当時野球少年だった私も「これは打てない!」と悲鳴をあげてました(ジャイアンツ推しだったので(笑))
最近でいうと、ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が使う「おばけフォーク」が有名ですね。
ものすごい落差で空振りを奪っています。
それから次に、「ナックルボール」です。
こちらは他の球種とは一線を画す要素があります。
それは、どこに曲がるかわからない、というところです。
投げてる投手でさえ、完全にわからないのですから、それを受け取るキャッチャーも一苦労(笑)
ただし、その分バッターにも打ちにくいということなので、打たれないときは本当に打たれない、というような感じです。
派手さはないですが、意外と抑え込んだりするのがこのナックルボールです。
もうひとつ「パームボール」ですが、こちらについては私もよくわかっておらず、申し訳ないですが割愛させてくださいm(__)m
右に曲がる系
- シンカー(スクリュー)
- シュート
シンカーは右ピッチャーが投げると、右バッターの膝下にグッと食い込んでくるボールです。
軌道で言うと、スライダーの反対バージョンのような感じでしょうか。
私が最近見て驚いたのは、ロサンゼルス・ドジャースの抑え「トライネン投手」です。
なんとシンカーを最速155キロで、しかもコントロールして投げ込み見事に抑えているのです!
155キロといえばもはやストレートやん!(笑)
それをキレよく投げ込まれたら…何回頭の中で想像しても打てません(笑)
ちなみにトライネン投手はこれに加えスイーパーも操っており、抑え投手として素晴らしい成績をあげています。
私の推し選手の一人でもありますので、チェックしてみてください(^^)
最後に、「シュート」です。
これも右に曲がる球種ですが、扱う投手は少ないように思います。
というのも、右に曲がる速いボールは、ストレート系の「ツーシーム」があるからではないかと思います。
ですので、投じるとしたらサイドスローのピッチャーなどに今は限定されるのではないかと推察します。(個人的な感覚ですが)
球種を覚えて観戦してみよう
ここまで、概ね全ての球種について書いてみました。
これらの球種を持ち球として、相手打者が打てないように配球して打ち取ろうと投手と捕手(バッテリー)は考えます。
よくみると、このバッターは「この球種にあっていなさそうだな」というのがわかってくると思います。
そのとき、バッテリーが何を選択するのか。
そのとき、バッターは何を狙っているのか。
そんな視点にまで見方を広げると、ますます楽しくなります(^^)
来シーズンは大谷翔平選手も投手復帰します。
ぜひ、これらの球種を覚えて、大谷選手を、野球をより楽しく観戦できるようにしてみてはいかがでしょうか?
今後も備忘録のように書き留めてみたいと思います。
それではまた次の勉強会で!
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