職場に転職をする人がいるので、今度送別会をすることになった。
彼は私と同じ部署ではないのだが、仕事で定期的にかかわるということ、歳が同じということ、また、生え抜きではなく中途でいまの会社にきたという共通点もあり、勝手に親近感をもっていた。
彼からは少し前に転職について少し相談を受けていたのだが、それから実際に転職が決定するまでが早かったように思う。
彼が転職するのは、今の会社とは異なりIT企業への就職となるのだが、ITといえば現代のトレンドでもあるので、社会のニーズは高いんだろうなぁと感じた。
いま、転職がブームだ。
だが、転職するということは、環境を変えること。
つまり、ストレスがかかる可能性があるということだ。
ストレスに強い人は関係ないかもしれないが、人間ってみんなが丈夫にできているわけじゃない。
あなたはストレスに強いですか?
私はストレスに強くないです。
実際に、環境の変化をおこしたときに起こった実体験を話してみようと思います。
【ストレスとの闘い】
環境の変化とはどんなことがあるでしょう?
パッと思いつくものは転校、転職、転居などでしょうか。
つまり、日常が変化するということだと思います。
ちなみに私は、褒められた話ではないが、たくさん転職してきた。
転職をしたことがある人はわかるかもしれないが、新しい職場に行くと、最初の方は緊張して
「帰りたい」「辞めたい」
とか思います。
これはストレスがかかっている状態ですね。
それでも、精神的に辛いと感じても、自分の身体に問題が起こったことはこれまでありませんでした。
しかし、結婚してこどもができ、妻の地元に転居しようってなったときに、初めて身体的な問題が起きたのだった。
その時は、金曜日に引っ越し、その次の月曜日から新しい職場で働き始める、という予定を組んでおり、これまでもそんなふうにしてきたので問題はないと思っていた。
ところが日曜日。
なんか胃のあたりというか、胸のあたりというか、カァーってなり始めて。
すぐ治まるだろうと思っていたが、症状は改善しなかったのでその日診てもらえる当番医へいくことに。
当番医は循環器のクリニックだったので、おそらく専門外だとは思ったが、背に腹は代えられないと思い受診。
胸やけを抑える薬をもらって飲み、少し落ち着いたのでその日は安心して眠ることができた。
そして、初出勤の日も朝からしっかりと薬を飲んで職場へ。
薬を飲んだおかげか、しばらくは問題なく職場の先輩たちから指導してもらった。
これですっかり症状が落ち着いたと思った。
しかし、対処療法的に飲んでいた薬がなくなると、またあの胸の灼熱感に襲われたのだ。
これは速やかに専門医に診てもらおうと思い、消化器科のクリニックへ。
診断の結果は、やはりストレスによるものだろうということだった。
そこで、症状にあった専用の薬を処方してもらい飲み始めたのだが、しっかりと抑えることができ、飲み終えたあとも、症状が再燃することもなかった。
やっと安心することができたのだ。
【環境の変化は少ない方がいい】
では、環境の変化への対応はどうすればよいのか。
一番は環境を変えないことがストレスを生まないためには有効であろうが、これは現代を生きるわれわれには不可能に近いと思う。
変化の時代という言葉もたくさん耳にするくらいだ。
なので、意識すべきは
「環境の変化の強さをさげること」や、
「ストレスに適応する余裕をつくること」が大切なんだろうと思う。
たとえば、仕事と居住地を同時に変えないことなどが考えられる。
仕事が落ち着いたあとに、引っ越しができないか検討してみる。
しかし、転居するから仕事も変わる、ということもよくあることだと思う。
そのときは、例えば引っ越したあと一ヶ月は土地・住まいの環境に慣れる余裕の時間をもつ。
一ヶ月もあれば、住んでいる環境の周りのことはわかってくるし、適応していけると思う。
そのあと、新しい仕事へと取り組むことで、ストレスを薄めることができるのではないかと思うのだ。
これは、もしかしたらそんな余裕を作れない人もいるかもしれないが、
ストレスって結構侮れない。
傷がまぁまぁ尾を引くのがつらい。
なので、環境を大きく変える前に、何か手は打てないかと考えてみてほしいと思う。
私のようにストレスに痛めつけられる人は、一人もいなくてよいと思うから。
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